世界大百科事典(旧版)内の川渡祭の言及
【高良大社】より
…例祭10月9,10,11日,俗におくんちと呼ばれ,現在神幸祭は中止されているが,中世には供奉の士卒ら1000余人におよぶ盛儀であった。特殊神事も多く,そのうち川渡(へこかき)祭(6月1,2日)は厄祓い,延命長寿祈願,なかでも7歳の厄祓い,60歳還暦の長寿祈願でにぎわい,粥炊き祭(1月16日)で粥占の粥をたき,田植神事をなし,初午祭(旧暦初午の日)に,さきの粥炊き祭の粥を神座近くよりとり出して,その年の豊凶作を占う。宝物に覚一本《平家物語》などがある。…
※「川渡祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」