世界大百科事典(旧版)内の川違えの言及
【斐伊川】より
…治水の歴史も古く,明和・安永年間(1764‐81)には二十間川,1832年(天保3)には新川(1939廃川)などの分流開削が行われた。これらの人為的な流路変更は〈川違え(かわたがえ)〉と呼ばれ,新たな沖積地をつくりだすという意味も含んでいた。それでも1635年(寛永12)から1848年(嘉永1)までの間に30回をこす洪水の記録があり,明治に入ってからも3度の水害に見舞われ,とくに1893年には松江市街地が1週間水浸しになるほどであった。…
※「川違え」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」