左方廻船鋳物師(読み)さほうかいせんいもじ

世界大百科事典(旧版)内の左方廻船鋳物師の言及

【鋳物師】より


[各地の鋳物師とその活動]
 平安末・鎌倉期,鋳物師たちは打鉄(うちてつ)・熟鉄(じゆくてつ)等の原料鉄,鍋・釜・鋤・鍬等の鉄製品,さらに絹布,大豆,小麦等まで持ち,広く諸国を遍歴し交易を行った。とくに左方廻船鋳物師は,堺を起点に九州,山陰,北陸を通り,琵琶湖,淀川を経て起点に戻る広域的な活動をしている。鎌倉中期,この左方惣官となった中原光氏は東大寺鋳物師(大仏方)惣官を兼ね,河内,長門などの鋳物師を組織する右方と競合しつつ,いったんは大宰府につながる鎮西鋳物師もその支配下に入れた。…

※「左方廻船鋳物師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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