世界大百科事典(旧版)内の左派社会党の言及
【向坂逸郎】より
…戦後は社会主義運動に携わることを条件に九大に復帰,非共産党マルクス主義者として山川均らと47年に〈《前進》〉を創刊,51年には社会主義協会を設立し機関誌〈《社会主義》〉を刊行して総評や日本社会党内に支持者をひろめた。54年1月採択の左派社会党の綱領は彼の指導で作成され,また,彼と弟子たちにより三井三池炭鉱労働組合内に設けられた学習組織〈向坂教室〉は,組合員の階級意識と戦闘性をたかめ,60年を頂点とする三池闘争(三池争議)に大きな役割を果たした。なお,代表的訳書に〈《資本論》〉(岩波文庫版)がある。…
※「左派社会党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」