世界大百科事典(旧版)内の左義長羽子板の言及
【羽子板】より
…羽子板については《私可多咄》(1659)に,しゃくの虫というものはそのまま羽子板のようなものとたとえられ,笏(しやく)のような細長い形であることがわかるが,この板に絵などを描いた絵羽子板も古くからあった。その一つが左義長羽子板で,宮中の左義長の行事を描いたものであったが,近代になると絵柄は一定していない。また貞享・元禄時代(1684‐1704)には衣冠の男と垂髪の女を派手に描いた内裏(だいり)羽子板が盛んになった。…
※「左義長羽子板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」