左阿弥(読み)さあみ

世界大百科事典(旧版)内の左阿弥の言及

【料理茶屋】より

会席料理が流行し始めたのもこのころからで,1824年(文政7)刊の《江戸買物独案内》を見ると,〈御料理〉を看板とする約70店の1/4あまりが〈会席〉を称している。 京都では円山の左阿弥,文阿弥など時衆の寺院から茶屋に転じたところや,祇園社門前の二軒茶屋あるいは三条,四条へんの高瀬川沿いに多くあった〈生洲(いけす)〉と呼ぶ川魚料理主体の店などが知られていた。滝沢馬琴は《羇旅漫録》の中で,〈丸山の料理茶屋のあるじは法師にて肉食妻帯なり,いづれも何阿弥と称す。…

※「左阿弥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む