世界大百科事典(旧版)内の差周波混合の言及
【光混合】より
…光の電場を受けた物質が示す非線形的な応答(電気分極や電流など)には,入射光の電場成分のさまざまな積が現れ,そこから上記のような結合周波数で振動する応答成分が生じ,このような光の発生が起こる。 もっとも簡単な二次の非線形効果(応答が光の電場の2乗に比例する効果)の場合には,周波数ν1,ν2の2個の入射光に対して,結合周波数νが,ν=ν1+ν2およびν=ν1-ν2で表される二つの現象があり,前者を和周波混合,後者を差周波混合という。ν1=ν2となる和周波混合の極限は光第2高調波発生である。…
※「差周波混合」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」