世界大百科事典(旧版)内の差額負担の言及
【医療保険】より
…第2は,自己負担といって,給付率を一定割合(たとえば8割給付)としてそれを保険の負担とするが,残りの給付割合(たとえば8割給付に対して2割分)の額を患者負担として賦課する場合である。第3は,差額負担といって,保険医療で認められていない医療内容が加わって医療が行われたときに,その部分の金額を差額として患者に負担させる場合である。第3の場合は,受診の抑制策ではなく,患者の要望にこたえる場合に生じるか,ないしは保険医療の定める内容が著しく制限されている場合に生じ,いずれにしても,この差額負担が一般化することは現物給付のあり方をくつがえすおそれがあろう。…
※「差額負担」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」