世界大百科事典(旧版)内の市舶提挙使司の言及
【浙江[省]】より
…しかし近代工業の基盤となる資源は乏しく,重工業は発展していない。
[交通と貿易]
唐代より南海との交易は,広州を拠点として盛んになっていたが,北宋に入ると貿易に関する官庁である市舶提挙使司が杭州に,次いで明州(寧波)にも置かれ,官のレベルで,華中と南海とが直接交易するようになった。南宋には温州や秀州(嘉興)にも置かれ,浙江一帯はこの交易を全面的に支えることになる。…
※「市舶提挙使司」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」