市隠草堂(読み)しいんそうどう

世界大百科事典(旧版)内の市隠草堂の言及

【安達清河】より

…修験道の家に生まれたが,家業を嫌って青年時に江戸に出,服部南郭に学んで漢詩人として立った。市隠草堂という詩社を開き,一般の武士や町人を対象に漢詩を教授したことで知られる。18世紀後半から漢詩の趣味が広く普及するようになるが,多数の人に漢詩を教授することで生計を立てた清河の生き方は,その漢詩普及という時代の風潮を体現するものとされる。…

※「市隠草堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」