布田五宿(読み)ふだごしゅく

世界大百科事典(旧版)内の布田五宿の言及

【調布[市]】より

…市域の大半は武蔵野台地上にあり,南部は多摩川沿いの低地である。現市街地は江戸時代に甲州街道沿いに設けられた街村状の宿場町,国領,下布田,上布田,下石原,上石原の布田五宿を中心に形成された。明治に入って1889年に調布町が置かれ,1913年に京王線が開通して新宿と結ばれたため,近郊住宅地として発展しはじめた。…

【布田】より

…10世紀に成立した《和名類聚抄》に見える爾布田郷の地ともいわれている。江戸時代,甲州道中の上石原,下石原,上布田,下布田,国領の各宿と,上布田宿加宿の小島分村を合わせて布田五宿といった。江戸時代前期の《武蔵田園簿》ではこれらがすべて町として記されているが,1702年(元禄15)の郷帳では村となっており,1834年(天保5)の郷帳では上石原が宿とされ他は村になっている。…

※「布田五宿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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