帝国鉄道庁(読み)ていこくてつどうちょう

世界大百科事典(旧版)内の帝国鉄道庁の言及

【鉄道】より

…その結果,06年から翌年にかけて主要な私鉄17社が国有化され(買収額は4億5620万円),鉄道全体の90.9%が国鉄となった。政府は07年に帝国鉄道庁,08年には鉄道院を設置して国鉄全体の統一的経営に当たり,直通輸送や運賃の引下げなどを実現した。
[植民地の鉄道建設]
 日本は日清戦争により台湾の領有と朝鮮の支配(1910年併合),そして日露戦争により中国東北(満州)への進出を実現したが,これらの植民地,勢力圏を政治的,軍事的,経済的に支配するうえで,鉄道の建設は最も重要な手段の一つであった。…

【日本国有鉄道】より

…1906年の鉄道国有法によって幹線の私鉄が買い上げられ,07年度末にその営業キロは7153kmとなった。経営の主体は逓信省鉄道作業局を経て,07年4月帝国鉄道庁となり,翌08年鉄道院となった。職員は1907年度末で8万8266人であった。…

※「帝国鉄道庁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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