席上取引(読み)せきじょうとりひき

世界大百科事典(旧版)内の席上取引の言及

【商品市場】より

…特定の日に開かれる木材,家畜などの(いち),干しシイタケ,鰹節,干しのり,荒茶などの入札会,野菜,果実,魚介,生花を中心とする卸売市場,原糸,大豆,ゴム,砂糖などを取引する商品取引所などがそれである。具体的な市場は,法律に基づいて特定の場所(施設)で一定のルールに従って継続して取引する商品取引所や卸売市場(中央,地方)のように高度に組織化された市場と,入札会,せり市,席上(せきじよう)取引,荷受市場など組織化の度合が比較的低い市場に分けられる。商品取引所,卸売市場は,それぞれ商品取引所法,卸売市場法という法律に基づいて運営されるから,法定組織市場ともいう。…

【仲間取引】より

…〈自由米〉は食糧管理制度下における統制外のいわゆるやみ米だが,統制という縦経路のなかから消費者のうまい米志向や,より安い米を求める食堂など米飯提供者の需要を満たす場として自然に発生したもので,統制のひずみを正す面があることは否めない。 仲間取引は当事者どうしが相対で進めるのが普通だが,豆類,自由米,羊毛トップなどでは,業者仲間が情報交換や親睦の意味を込めて定期的に一堂に会して取引する席上取引という場もある。取引の参加者は一定の資格をもつ者に限られ,見本による現物取引が主体だが,あらかじめ受渡し,決済条件などが約束されている例が多い。…

※「席上取引」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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