世界大百科事典(旧版)内の帯料の言及
【帯】より
…妊娠5ヵ月目の帯祝(おびいわい),七五三の祝いでの帯解きや帯始め,成年式として褌(ふんどし)や腰巻をつける下帯祝のほか,婚姻でも帯は新しい身分の獲得のしるしとして使われる。とくに帯には魂を結ぶものという面もあって婚姻とは縁が深く,仲人を通して男女が帯を贈りあって婚約とする地方もみられたし,今日でも結納金を帯料として贈ることが多い。また〈常陸帯(ひたちおび)〉といって,かつて鹿島神宮の祭日に男女の名を別々に書いた帯を神官に結んでもらい,男女の縁を占う風習もみられた。…
※「帯料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」