常侍輔弼(読み)じょうじほひつ

世界大百科事典(旧版)内の常侍輔弼の言及

【内大臣】より

…【山本 信吉】(2)近代の内大臣は内閣制度創設と同時に1885年12月に宮中に設けられた重職で,第2次大戦直後まで存続した。内大臣は天皇を〈常侍輔弼(ほひつ)〉し,内大臣府を統轄し,内大臣府は〈御璽国璽ヲ尚蔵シ及詔書勅書其ノ他内廷ノ文書ニ関スル事務ヲ掌ル〉とされた。明治憲法のもとでは国務大臣が天皇を輔弼しその責に任ずる,すなわち国務大臣が天皇の名において国政にあたりその責任をとることになっていたが,常侍輔弼とは天皇の側近につねに奉仕し,国務大臣が輔弼できない場合に,天皇の下問に応じて,天皇を輔弼することと解されていた。…

※「常侍輔弼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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