世界大百科事典(旧版)内の常念坊の言及
【常念岳】より
…山体上部は形の整ったピラミッド形を呈し,松本盆地から眺められるこの山の優美な姿は抜きん出ており,古くから多くの人をひき付けてきた。古くはその山形から乗鞍(のりくら)岳と呼ばれたが,修験の常念坊が登山したため常念岳と名付けられたとか,延暦年間(782‐806)坂上田村麻呂が有明の八面大王を討ったとき,大王の家来の常念坊がこの山に逃れたことから常念岳と名付けられたとかの伝説が残る。付近の森林限界は標高約2500mで,上部はハイマツが分布し,稜線部は砂礫地となる。…
※「常念坊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」