常用義足(読み)じょうようぎそく

世界大百科事典(旧版)内の常用義足の言及

【義足】より

…義足は切断の部位により,下腿義足,大腿義足,股関節離断用義足などがあるが,膝関節より上位のレベルで切断された場合のたとえば大腿義足では,ひざの操作がきわめて重要になる。かつては,過半数の下肢切断者が,いわゆる常用義足と呼ばれる,アルミニウム板をたたいて形を作り,それに皮をはったものを装着していた。この義足は,大腿義足の場合,外見上はひざの構造をもっているが,歩行のさいの膝屈曲がなく足底を地面から離すとき(遊脚期)には,棒足のようにして義足を外へまわす。…

※「常用義足」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」