幕府日記(読み)ばくふにっき

世界大百科事典(旧版)内の幕府日記の言及

【江戸幕府】より

…徳川宗家および幕府諸役所の文書,記録は,幕府倒壊,徳川氏江戸退去にあたってその多くが処分され散逸した。幕府の紅葉山文庫は明治以後修史館のち内閣文庫(現,国立公文書館内)に引き継がれ,書籍類のほか幕府日記等を所蔵している。評定所文書の一部は司法省・太政官文庫を経て帝国大学法科大学に移され,同図書館で関東大震災により焼失した。…

【江戸幕府日記】より

…また特殊なものであるが《幕府書物方日記》225冊(内閣文庫蔵,《大日本近世史料》所収)も有名である。幕府日記は作成に精粗があるうえ,1657年(明暦3)の大火による焼失をはじめ,散逸したものも多いので,広く残編断帙を探って編纂した《徳川実紀》にその代役を求めるのが便利である。【大石 慎三郎】。…

※「幕府日記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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