世界大百科事典(旧版)内の幢褙の言及
【表具・表装】より
…桃山時代に至って表具という言葉が用いられるようになり,奈良屋西順らの表具師が現れた。とくに掛物の表装はしだいに多様化し,裱褙(真),幢褙(どうほえ)(行),輪褙(りんほえ)(草)の3種に分類されている(現在,表補,幢補,輪補と称されている)。裱褙は本尊表具,神聖表具と呼ばれ,仏画,題目,神像,神号などに用いられ,幢褙は座敷表具,大和表具として宸翰,古筆,絵画などに用いられ,輪褙は茶掛表具と呼ばれている。…
※「幢褙」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」