平方吉久(読み)ひらかたよしひさ

世界大百科事典(旧版)内の平方吉久の言及

【博多商人】より

…神屋寿禎は大陸から先進的な銀の精錬技術を輸入し,石見銀山の開発に利用したといわれている。また朝鮮貿易においても,1419年(応永26)の応永の外寇の直後,真相究明のため室町幕府から副使として朝鮮に派遣された平方吉久,日朝・日明貿易に活躍し〈富商石城府代官〉と称された宗金とその一族,博多を本拠として朝鮮と琉球の間で活躍した道安など,多数の博多商人が活躍した。戦国期に博多は自治都市化するが,それを担ったのが博多の有力商人であったと考えられる。…

※「平方吉久」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」