年籠り(読み)としごもり

世界大百科事典(旧版)内の年籠りの言及

【年越し】より

…また大晦日の夜は眠らずに過ごすべきとされ,もし禁を破れば白髪になるとかしわがふえるという伝承があるのは,この夜が,訪れた年神に侍座すべきときと考えられていたからである。これら各家の作法とは異なって,ムラ人が神社に年籠りして夜を明かす例もあるが,すでに多くは元旦の未明に参詣するように変わってしまっている。年越しには火を欠かせないとする考えもあり,境内で火をたいて新年を迎える神社は多い。…

※「年籠り」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」