世界大百科事典(旧版)内の広瀬大忌祭の言及
【大忌祭】より
…律令時代の宮廷の四時祭(しじさい)の一つで,大和国広瀬神社(奈良県北葛城郡河合町)でおこなわれた神事。広瀬大忌祭ともいう。神祇令の規定では,竜田大社の風神祭と並んで4月,7月の4日に小祀として営まれた。…
【広瀬祭】より
…もと広瀬大忌祭(ひろせおおいみのまつり)と称され,奈良・平安時代には神祇官所祭の四時祭として毎年4月と7月の4日に竜田風神祭と同時に執行されたが,現在は4月4日だけに広瀬神社の例大祭として行われる。広瀬神社は,奈良盆地一帯を潤す大和水系の合流地帯で地名を〈河合(かわい)(河曲)〉という低湿地に鎮座し(現,北葛城郡河合町河合)古来治水神であるとともに食物女神をまつる。…
※「広瀬大忌祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」