底抜け柄杓(読み)そこぬけひしゃく

世界大百科事典(旧版)内の底抜け柄杓の言及

【ひしゃく(柄杓)】より

…ひしゃくは匏のなまった言葉であり,その俗信も神霊の容器とみられた瓢簞やしゃくしと共通するものが多い。よく抜けるようにといって安産の祈願に底抜け柄杓を奉納する風習は広く見られ,また海上で船幽霊に出会って〈ひしゃくをくれ〉といわれたときには船が沈められないようにやはり底抜け柄杓を与えるものとされている。一方,愛知県知多郡ではひしゃくを多く投ずれば,アヤカシという海の怪異を鎮めることができるといっている。…

※「底抜け柄杓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む