世界大百科事典(旧版)内の座間味庸昌の言及
【殷元良】より
…琉球王朝時代の宮廷画家。本名は座間味庸昌(ざまみようしよう),字は廷器といい,殷元良は唐名。12歳のとき尚敬王に召され,王府において呉師虔(ごしけん)(山口宗季)より画技を学んだ。…
【沖縄[県]】より
…王府時代の画家では欽可聖(きんかせい)(城間(ぐすくま)清豊,1614‐44)が天才自了(じりよう)とよばれ,中国の陳元輔や日本の狩野安信らに推称されたという。17~18世紀には呉師虔(ごしけん)(山口宗季)とその弟子殷元良(いんげんりよう)(座間味庸昌)を生んだ。このころはおもに中国の技法を学びながら琉球独特の絵画を生み出し,琉球絵画が最も栄えた時期である。…
※「座間味庸昌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」