世界大百科事典(旧版)内の廃娼同盟の言及
【島田三郎】より
…党派は改進党から猶興会,立憲国民党,立憲同志会,憲政会,革新俱楽部と変わったが,政治的には良質なブルジョア民主主義者として一貫した。94年に毎日新聞社社長となり,キリスト教徒(1886年植村正久より受洗)として,労働運動に理解を示すとともに,足尾鉱毒事件を支援し,また1900年には廃娼同盟を組織,11年には廓清会を組織し廃娼運動を精力的に進めた。普選運動にも参加し,議会では雄弁をもってきこえたが,シーメンス事件での山本権兵衛内閣弾劾演説は有名である。…
※「廃娼同盟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」