世界大百科事典(旧版)内の《延年那須与一》の言及
【那須与一】より
…《平家物語》のこの挿話によって,那須与一はその名を後世に残したのである。この話は幸若舞曲や浄瑠璃に脚色され,また能の廃曲《延年那須与一》は寺院芸能である延年の風流(ふりゆう)でも演じられていたことを推測させる。伏見宮貞成親王の《看聞日記》や《桂川地蔵記》(1558写)には,この場面の作り物の例が見られ,広く親しまれた題材であったことがわかる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」