世界大百科事典(旧版)内の《建築について》の言及
【プロコピウス[カエサレアの]】より
…これに対し,彼の作とされる《秘史》(550ころ)はユスティニアヌス帝に対する悪意に満ちた攻撃文で,事実関係を知るうえでは信頼できないが,当時の宮廷社会をかいま見せて興味深い。ユスティニアヌス帝の命で553‐555年に著された《建築について》は,同帝の建築面での業績を地域別に整理して伝え,当時の地勢や建築術などを知るうえで貴重である。【後藤 篤子】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」