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《建築教程》(読み)けんちくきょうてい

世界大百科事典(旧版)内の《建築教程》の言及

【建築学】より

…オーダーの概念を実体化すべくそれを円柱の様式と結びつけ,さらに建築全体の比例法則体系にまで高めようとする試み,古代遺跡の考古学的調査とウィトルウィウスの記述の照合,軍事技術と都市計画を統合した理想都市論,透視図法の解明とそれを用いた新しい空間秩序の創出,さまざまな器械の考案などが,すべて建築に関連する課題として取り組まれたのである。これらの成果はやがて全ヨーロッパに普及してゆくが,なかでもとくに重視されたのが,円柱の様式とその比例体系,すなわちオーダーで,ついにはそれが建築教程の中心的位置を占めるようになる。この方向に大きな貢献をしたのはフランスの建築家で,1671年創設の王立建築アカデミーのためにN.F.ブロンデルが準備した《建築教程》は決定的な役割を果たした。…

※「《建築教程》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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