世界大百科事典(旧版)内の建興寺の言及
【豊浦寺】より
…浄土真宗の広厳(向原)(こうげん)寺がその後身と伝える。建興寺とも称し,飛鳥寺(法興寺)と並ぶ日本最古の寺院。縁起は《元興寺(がんごうじ)伽藍縁起幷流記(るき)資財帳》に取り込まれているが,それによれば,538年に百済から仏像が渡ってくると蘇我稲目(そがのいなめ)の建言で牟久原(向原)(むくはら)の宮に安置され,582年に桜井の道場に移って司馬達等(しばたつと)の娘善信ら3人の尼が住んだが,ついで593年(推古1)に推古天皇は,桜井の道場を聖徳太子に造営をゆだね,等由良(とゆら)宮を寺となして等由良(豊浦)寺と号したという。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」