世界大百科事典(旧版)内の式包丁の言及
【日本料理】より
…魚や鳥に尊卑の別をつけ,その切り方や食べ方にまで正否があると煩瑣(はんさ)きわまる約束事を設定した。包丁式(式包丁とも)という,味にはなんの関係もないショーを料理秘伝の最奥義とし,それを演ずることが料理人にとって無上の名誉とされるようになったのもその結果である。馳走,つまり駆けずり回るということばが手厚いもてなしの意味に使われるようになったのも,このころからと思われる。…
※「式包丁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」