弛張振動(読み)しちょうしんどう

世界大百科事典(旧版)内の弛張振動の言及

【自励振動】より

…自励振動が発生するためには上の例のように負性抵抗的要素によってエネルギーが系に入ることが必要であるが,機械系では摩擦抵抗など,電気系では半導体素子など,また化学系では自己触媒型反応などによって実現されている場合が多い。上式でaを無限に大きくした極限は弛張振動と呼ばれる間欠的振動に対応し,温度調節器,間欠泉,さらに生物のペースメーカー細胞などの振動はこれに近い。逆にaを0に近づけたものはリミットサイクルが円に近づき,その振動は正弦波振動となる。…

※「弛張振動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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