弥生式土器(読み)ヤヨイシキドキ

デジタル大辞泉 「弥生式土器」の意味・読み・例文・類語

やよいしき‐どき〔やよひシキ‐〕【弥生式土器】

弥生土器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の弥生式土器の言及

【古代社会】より

…土器の形態もそうである。たとえば弥生式土器は縄文式土器の多くが深バチか浅バチの2種類に集中しているのに対して,壺,土ナベ,カメなどが主たる形態となっていて,このように器種が変化するのは弥生時代になって米の煮たきや貯蔵に対応して生じたものとされている。また稲を保存しておくために高床の倉庫がつくられるようになり,多量の稲や穀が備蓄されるようになったのである。…

【弥生土器】より

縄文土器に後続し,古墳時代の土師器(はじき)に先行する。1884年に東京本郷の弥生町向ヶ丘貝塚(弥生町遺跡)で採集された土器がもとになって,90年代から〈弥生式土器〉の名称が生まれた。最近では,細別するときに加曾利B式,遠賀(おんが)川式など〈式〉をつけるほうが明快だという考えから,総称としては〈式〉を抜いて〈縄文土器〉〈弥生土器〉の名が使われる。…

※「弥生式土器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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