世界大百科事典(旧版)内の《弦楽のためのレクイエム》の言及
【武満徹】より
…《私の方法――ミュジック・コンクレートについて》という文章で,〈音の河〉という言葉で自分の作曲の方法論を語っているが,新しい時間と空間の広がりをもつ〈音の河〉は,それ以後の彼の作品を貫く主題になった。 1957年の《弦楽のためのレクイエム》がストラビンスキーに認められる。1959年に〈二十世紀音楽研究所〉の所員になり,ケージら欧米の前衛音楽の動向に注目しながら,室内楽,管弦楽曲の作曲を続け,また《砂の女》(1964)をはじめとする数多くの映画音楽も作曲した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」