世界大百科事典(旧版)内の張元済の言及
【四部叢刊】より
…中国の叢書の名。張元済(1867‐1959)編。経,史,子,集の4部にわたり,古典のうちとくによく使われるものを,できるだけ古く,かつすぐれた版本,写本等を材料として写真製版によるリプリントにして提供し,中国古典研究の標準テキストにしようとしたもの。…
【商務印書館】より
…編集部を重視して小学,中学の教科書出版によって基礎を固め,《東方雑誌》(1904創刊)《小説月報》等の雑誌を発刊,また《辞源》《中国人名大辞典》などの工具書,実用書から文学に及ぶ広範囲の出版で各層の需要を満たし,他に先がけて新しい印刷技術を輸入するなどして出版界の筆頭にのしあがり,一時は1日1冊をモットーに中国出版物の半分を占めるほどの勢力を誇った。民国期のこの社の代表的人物は張元済と王雲五である。張元済は早くから編訳所所長として編集に腕を振るい,おもに古典籍の整理復刻を行った。…
※「張元済」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」