世界大百科事典(旧版)内の張玉書の言及
【康熙字典】より
…帝の序文では《字典》とだけ呼ばれる。張玉書(1642‐1711)らが監修して1716年(康熙55)に完成した。214の部首が筆画数の順に並べられ,部内の文字の配列はまたその筆画数によるという構成は,この字典がその中核として取り入れた明の梅膺祚(ばいようそ)の《字彙》,張自烈の《正字通》のそれをうけるものであり,1字1字については反切による字音,ついで字義を示し,字義ごとにその用例を列挙するという方式とともに,わが漢和字典にまで引き継がれているが,漢和字典が載せるような〈熟語〉の項はこれらの字典には無い。…
【佩文韻府】より
…中国,清代,康熙帝の命令で作られた詩文用例事典。張玉書(1642‐1711)らが編集した。2字の熟語を主に,4,5字ぐらいまでの文字の連なりについて経・史・子・集のいわゆる〈四部〉について用例を集めた。…
※「張玉書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」