世界大百科事典(旧版)内の当用漢字表の言及
【常用漢字】より
…常用漢字の前身である〈当用漢字〉が〈現代国語を書きあらわすために,日常使用する漢字の範囲〉と規定されて,漢字使用を制限する趣旨が強調されたのに対して,今度はゆるやかな標準として示された。当用漢字表が終戦直後の革新的情勢に対応するのに対して,常用漢字表は戦後30年続いた泰平的ムードに対応する。 実は,〈常用漢字表〉という同じ名称と,ほぼ同じ内容の漢字表は,大正以後,国語審議会またはその前身の臨時国語調査会によって2度にわたって作成されている。…
【当用漢字】より
…日常生活に使用する漢字の範囲として,1946年11月に内閣訓令および告示によって公布された〈当用漢字表〉にある1850種の漢字。48年には〈当用漢字別表〉が公布され,1850字のうち881字は義務教育で学ぶべき漢字,すなわち教育漢字とされた。…
※「当用漢字表」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」