形態的顔面高(読み)けいたいてきがんめんこう

世界大百科事典(旧版)内の形態的顔面高の言及

【顔】より

… 顔の形の特徴を数量的に表すために人類学では種々の測度と指数とが規定され,個人の間の,あるいは集団の間の比較が行われる。測度や指数の種類ははなはだ多く,また研究者によってまちまちであるが,そのなかで最も必要なものは面相的顔面高height to crinion(頭髪のはえぎわからおとがいの下縁までの直線距離),形態的顔面高anatomical face length(鼻のつけ根から,おとがいの下縁までの直線距離),頰骨弓の幅,下顎骨の幅,鼻の高さ,鼻の幅,粘膜唇の高さ(口を閉じたときの赤いくちびるの部分の高さ),口裂の幅とそれらに関する指数である。面相を規定する要素はこのほかにも多数あるが,大体からいうと,白人は顔が細長く中高で,目がへこんでいるのに対し,日本人その他の蒙古人種では,顔は広くて短く,頰骨の所がとび出して鼻が低いから,全体として中低である。…

※「形態的顔面高」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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