形成期(読み)けいせいき

世界大百科事典(旧版)内の形成期の言及

【アメリカ・インディアン】より

… 中緯度の乾燥地帯の採集経済,とくにメソアメリカの植物利用のなかから,数千年の長い時間をかけて,トウモロコシ,マメ,カボチャを中心とする新大陸の農耕体系が形成され,中南米の各地域や北アメリカの一部に農耕が伝播していった。この農耕活動に特徴づけられるのが形成期Formative段階の文化である。形成期段階の文化を基盤にして,メキシコを中心とするメソアメリカと南アメリカのアンデス地帯に古代文明が成立し,やがて軍事的色彩を強め,16世紀のヨーロッパ人の渡来時には,アステカ,インカなどの古代帝国が栄えていた。…

※「形成期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android