彦三頭巾(読み)ひこさずきん

世界大百科事典(旧版)内の彦三頭巾の言及

【頭巾】より

…冬季は黒か紺木綿,夏は白木綿でつくる。また同県羽後町の西馬音内(にしもない)には古くから伝わる盆踊があるが,今なお踊り手のかぶる彦三(ひこさ)頭巾というものがある。黒木綿で細長い筒状につくり,両目の所だけ開けたもので気儘頭巾にやや似ている。…

【覆面】より

…また僧の裹頭(かとう)なども覆面の一種といえる。秋田県羽後町西馬音内(にしもない)の盆踊では,両目を除いて黒布で深く顔をおおい隠す〈彦三頭巾(ひこさずきん)〉をかぶって踊るという。盆踊に仮装して踊ることが多いのは,非日常的な状態に移行し精霊たちと交感するためかと思われる。…

※「彦三頭巾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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