世界大百科事典(旧版)内の《後伝》の言及
【班彪】より
…王莽(おうもう)末期の動乱時代に甘粛省の天水地方に拠った隗囂(かいごう)に身をよせたとき,《王命論》を著して隗囂の天下統一の野望に水をさした。後漢王朝が創業されると,《史記》の体例と史観を批判しつつその続編となるべき《後伝》の執筆に専念,本紀と列伝から構成された《後伝》は班固の《漢書》にとりこまれた。【吉川 忠夫】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」