世界大百科事典(旧版)内の後岡の言及
【殷墟】より
…この間の調査では,小屯村北側の地区において,長方形の宮殿址(甲四建築基址)や凹字形建築址(甲六建築基址)など,版築で築かれた宮殿や宗廟の基壇が発見されたほか,多くの竪穴住居址,工房,貯蔵穴も見いだされている。とくに第8次(1933秋)調査では,殷代の墓が初めて後岡において発見された。これは中字形を呈する南北38.6mの大規模なもので,墓壙には槨室,腰坑が存在し,殉葬された28個の人頭骨が出土している。…
※「後岡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」