世界大百科事典(旧版)内の後期ローマ・ガラスの言及
【ローマ・ガラス】より
…ローマ時代にローマ帝国領内で作られたガラス器の総称。前1世紀に吹きガラス技法がローマ帝国領内の地中海東海岸のガラス産地で発明されてから,ローマ帝国が東西に分裂する4世紀まで,現在のシリア,エジプト北岸,スペイン,イタリア,フランス,ドイツ,イギリス地方で作られたガラスをローマ・ガラスと呼び,それ以降の5~6世紀の東・西ローマ帝国領内で作られたガラスを後期ローマ・ガラスと呼ぶ。生産地の名称をつけて,シリア・ガラス,ゴール・ガラス,フランク・ガラス,アングロ・サクソン・ガラスなどと呼称されることもある。…
※「後期ローマ・ガラス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」