御室八十八ヵ所(読み)おむろはちじゅうはちかしょ

世界大百科事典(旧版)内の御室八十八ヵ所の言及

【仁和寺】より

… 寛永再建のころ,野々村仁清が当寺門前辺に窯を開き,仁清窯また御室焼と呼ばれて公家,社寺,武家,上層町衆に好まれたことは有名である。江戸後期には大内山の西の成就山に四国八十八ヵ所霊場をうつして,御室八十八ヵ所として庶民信仰を集め,現在も参詣者が多い。宮門跡の長い伝統は,明治維新政府の対天皇家宗教政策によって禁止され,純仁法親王が1867年(慶応3)還俗(げんぞく)して終りを告げた。…

※「御室八十八ヵ所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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