御室桜(読み)おむろざくら

世界大百科事典(旧版)内の御室桜の言及

【仁和寺】より

…宮門跡の長い伝統は,明治維新政府の対天皇家宗教政策によって禁止され,純仁法親王が1867年(慶応3)還俗(げんぞく)して終りを告げた。境内にある200余本の厚物の桜は,〈御室桜〉〈厚物桜〉〈おたふく桜〉と呼ばれ,京都の名物になっている。桜木は背が低くて花弁が厚く〈わたしゃおたふく おむろのさくら はなが低くてひとがよく〉とも謡われて,文芸の世界にもしばしば登場する。…

※「御室桜」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む