世界大百科事典(旧版)内の御米の言及
【ケシ(芥子)】より
…【森田 竜義】 中国では罌粟,あるいは罌子粟とも書く。名の由来は,実が罌(かめ)に,種が粟(あわ)に似るためで,また別に象穀,米囊,御米あるいは囊子などの異名があるのは,実が米俵に,種が米に似るからだといわれる。これらの名称はいずれも六朝の文献にはみえず,唐の《開宝本草》や《陳蔵器》にみえるので,罌粟は7~8世紀ころにインドから中国に伝えられたと考えられる。…
※「御米」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」