世界大百科事典(旧版)内の御肇国天皇の言及
【崇神天皇】より
…しかし,王権と,神宮を頂点とする神々の秩序とは国の始まりとともになくてはならないとする意識が天皇家の始祖の観念と結合したとき,もろもろの制度や文物をつくり出した王として崇神天皇が語り伝えられたのであった。かくして崇神は,伊勢神宮の創始にかかわった王として〈天神地祇(あまつかみくにつかみ)〉の神社を定め,それらの神々によって守護された〈御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)〉と称された。伊勢神宮【武藤 武美】。…
※「御肇国天皇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」