世界大百科事典(旧版)内の循環病質の言及
【気質】より
…このように,気質とそれぞれの精神病との間に移行関係をみとめたのもクレッチマーの気質論の特徴である。すなわち,分裂気質,循環気質,粘着気質はその程度が病的に近いほど強まってくると,それぞれ分裂病質,循環病質,癲癇病質と呼ばれ,これがさらに発展すれば,分裂病,躁鬱病,癲癇になるという。しかしこの関係はクレッチマーが最初に考えたほど単純なものではなく,これに批判的な学者も少なくない。…
※「循環病質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」