世界大百科事典(旧版)内の循環的成長の言及
【経済成長】より
…これを〈技術進歩率〉とよべば,技術進歩率は戦前には2.89,戦後には6.54であり,技術進歩率が労働生産性の成長率に対して与えた貢献の程度(最後の欄)がそれぞれ65%および69%に達していることがわかるのである(なお,表は資本および労働がともに完全利用されていることを前提にして計測されているが,これをそれぞれの生産要素の利用度によって修正しても計測の結果には大きな変動は生じていないことが確認されている)。
[循環的成長]
技術進歩はその本来の性格からみて,その率がつねに一定の流れで発生するとすべき理由は存在しない。そしてここに,循環的成長の可能性の生ずる一つの根拠が存在する。…
※「循環的成長」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」