世界大百科事典(旧版)内の微分音階の言及
【音階】より
…またドビュッシーらに好んで用いられた全音音階(図6)は1オクターブを6個の全音に等分したもので,やはり主音とすべき音をもたないから,これも一種の音列と考えられる。バッハその他によって19世紀末から20世紀にかけて試みられている4分音や6分音(全音を4等分または6等分したもの)など,半音よりさらに狭い音程を含む音階は微分音階と呼ばれる。そのほかヨーロッパの諸民族にはなおいろいろの音階があるが,スコットランドなどにみられる5音音階(ペンタトニックpentatonic,図7)や増音程によって特性のあるジプシー音階(図8)は,芸術音楽にも取り入れられている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」