世界大百科事典(旧版)内の心囊の言及
【心臓】より
…この発生の経過で,原始心筒の折れ曲がる方向が逆になると逆位を生じ,大血管転位などの心臓,血管奇形が生じるし,中隔の形成に異常が起こると,心房や心室の中隔欠損が生じるなど,さまざまな心臓奇形が生じることになり,先天性心疾患の原因となる。
【心臓の位置と形態】
心臓は縦隔の下部,横隔膜の上で心囊に包まれ,前方は胸骨の後面,後方は食道の前面,左右両側は肺を含む肋膜腔で境される(図4)。心臓の重さは成人で250~300g,収縮した状態では握りこぶし大である。…
※「心囊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」